長崎県は24日、長崎市香焼(こうやぎ)町の三菱重工業長崎造船所香焼工場に停泊中の大型クルーズ船「コスタ・アトランチカ」(乗員623人)で、新たに検体を採取した乗員208人のうち、43人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。乗員の感染は計91人になった。ほかに288人の乗員が検査を待っている状態で、さらなる感染拡大が懸念されている。
県などは船内でクラスター(感染集団)が発生したと判断し、感染拡大防止のため乗員全員の検査を実施する。残りの288人については、災害派遣要請を受けた陸上自衛隊の医官らの協力も得て、同日中に検体採取を終えたい考えだ。
発表によると、検査結果では陽性が43人、再検査が1人、164人は陰性だった。これまでの検査は、船の機能維持に携わる「エッセンシャルクルー」を優先して実施。調理担当の7人と、各客室への食事の配膳係7人の感染が判明している。新たに感染が確認された43人の業務内容について、県側は明らかにしなかった。
この船では、ほかに外国籍の40歳代の男性乗員1人が重症化し、長崎市内の医療機関で人工呼吸器を付けて治療を受けている。
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